5
−
1
建物の規模
■良好な街並みの形成
(A,E,G,K
ゾーン等
)
街道沿いや景観の軸となる地域において建物の最高の高さは良好な街並みの形成のため、隣接する建物と調和 のとれた高さとする。
○隣接する建物と調和のとれた建物の高さ ×隣接する建物と調和のとれていない建物の高さ
■短冊状の敷地割りの継承
(A,B,F,L
ゾーン等
)
歴史的な短冊状の敷地割が残る地域において、統一感のある規模の建物からなる街並みの形成に配慮し、 建物の規模は、短冊状の敷地割をまたぐようなものは避け、歴史的な敷地割を継承するよう努める。
○歴史的な短冊状の敷地割を継承した建物の規模 ×歴史的な短冊状の敷地をまたぐ建物の規模
■敷地割に対する間口の広さ
(A
ゾーン等
)
歴史的な建物が残る街道沿いの地域において、壁面の連続性からなる街並みの形成に配慮し壁面に隣接建物 との隙間ができないよう、建物の間口を敷地間口に対してなるべく広くとるよう努める。
■敷地割に対する間口の広さ
(A
ゾーン等
)
歴史的な建物が残る街道沿いの地域において、壁面の連続性からなる街並みの形成に配慮し壁面に隣接建物 との隙間ができないよう、建物の間口を敷地間口に対してなるべく広くとるよう努める。
○街並みの連続性に配慮し、沿道の敷地に対して 広く取られた建物の間口
×沿道の敷地に対して狭く、壁面に隣接建物との 隙間ができ、街並みの連続性を欠く建物の間口
■共同建替えにおける敷地内の空地の確保
(I
ゾーン等
)
共同建替え等を行う場合、周辺住環境に配慮して、敷地内の外周に十分な空地を確保できる平面の規模とする。
5
−
2
建物の位置
■壁面を揃えることによる街道の街並みの維持
(A,B,E
ゾーン等
)
街道沿いの地域において建物の壁面は、連続性を持った壁面からなる街並みの形成に配慮し、伝統的な町屋 の壁面や前面道路に面する敷地境界線に揃える。
○街並みの連続性に配慮して町屋の壁面や前面道路 に面した敷地境界線に揃えられた壁面線
×壁面後退により壁面線が不揃いになった壁面線
■壁面調和による街並みの演出
(C,D,G,L
ゾーン等
)
幹線道路や街道沿いの地域において、沿道の街並みの形成に配慮し、周辺建物との壁面の調和に努める。
○隣接建物との壁面の調和 ×壁面後退や大規模駐車場ができること等 によって失われた壁面の調和
■道路に対する建物の位置
(G,I,J
ゾーン等
)
狭あい道路の解消や良好な景観の維持が必要な地域においては、必要な壁面後退を行う。
■道路に対する建物の位置
(G,I,J
ゾーン等
)
狭あい道路の解消や良好な景観の維持が必要な地域においては、必要な壁面後退を行う。
○小峰城跡三重櫓への眺望を確保 するために必要な壁面後退 (Gゾーン等)
○生垣等の整備を行うための道路境界 から余裕を持った建物の配置 (F,Kゾーン等)
○狭あい道路の解消のための 壁面後退
(Iゾーン等)
○圧迫感を与えないための道路境界 から余裕を持った建物の配置 (Jゾーン)
○敷地内に植栽の整備を行うため、敷地 に対して余裕をもった建物の配置 (Hゾーン等)
×植栽の整備を行う余裕のない 建て詰まった建物の配置
■植栽を整備するための余裕を持った配置
(F,H,K
ゾーン等
)
5
−
3
屋根
○切妻 ○寄せ棟 ○入母屋 片流れ 陸屋根 ボールト
屋根の形態
■勾配屋根
(
全ゾーン共通
)
勾配屋根を基本とし、二方向以上に勾配しているものとする。切妻や寄せ棟•入母屋の形態を基本とし、 陸屋根や片流れ屋根•ボールト屋根は避けるものとする。なお、前面道路側に軒が向く片流れ屋根に関し ては、個々の敷地条件に応じて可能とする。
■一定規模以上の建築物
(
3
階以上または延べ床面積
500
㎡以上
)
の勾配屋根
(G
ゾーン等
)
パラペット部分を勾配屋根に類似する形態に工夫
二方向以上の勾配屋根を基本とするが、 一定規模以上の建築物 に関してやむを得ず勾配屋根としない場合は、屋上のパラペット の形状等により勾配屋根に類似する工夫を施すなど、屋上の良好 な景観に配慮されたものとする。
■軒
•
庇の設置
(A,E
ゾーン等
)
街道沿いの歴史的街並みの連続性を保つために、道路境界線を超えない範囲で、周辺の建物と調和する高さ に、二階部分をセットバックさせ一階部分の屋根を延長させた軒を設置する、または一階屋根部分に庇を設置 することに努める。道路境界線の関係で、軒・庇の設置が行えない場合は、軒・庇設置部分に格子の帯等を設 けることで周辺の建物との連続性に配慮された意匠とする。軒・庇の仕上げ材については、屋根と同質のもの などとする。
のき ひさし
1階軒高部分に軒を設置
庇を設置 1階軒高部分の軒・庇に代わる
帯状の意匠的な配慮
■地域固有の屋根形態
(L
ゾーン等
)
せがい造りや蔵に使われる置屋根等、その地域固有の屋根形態や建物固有の屋根形態を有する場合は、その 屋根形態を活かして修景を行うものとする。また、新築とする場合もその屋根形態に類するものとするよう努 める。
置屋根 せがい造り(旗宿)
■軒
•
庇の設置
(A,E
ゾーン等
)
屋根の色彩 素材
■屋根素材
(
全ゾーン共通
)
瓦屋根については日本瓦及び平板瓦や 伝統的な赤瓦を原則とする。なお、日本瓦に類する軽 量瓦等に ついては、色彩に配慮した上で上手に用いることとする。
日本瓦 平板瓦 軽量瓦
銅板は素材色とし、その他の金属板や スレート板等を用いる場合は光沢のあるものは避け、 濃い黒・ 灰色・茶系の色彩を原則とする。ただし、自然色や伝統色のもの等についてはこの限りでない。
銅板 金属板 スレート板
■使用方法に配慮すべき素材
(
全ゾーン共通
)
光沢のある素材、透明素材、波板折板 屋根、色彩が青や赤等の黒・灰・茶系以外のものは屋 根の全面 に用いることは避ける。ただし、これら の素材を部分的に用いる場合は、前面道路や歴史資源 等からの 見え方に十分配慮するものとする。
■使用方法に配慮すべき素材
(
全ゾーン共通
)
光沢のある素材、透明素材、波板折板 屋根、色彩が青や赤等の黒・灰・茶系以外のものは屋 根の全面 に用いることは避ける。ただし、これら の素材を部分的に用いる場合は、前面道路や歴史資源 等からの 見え方に十分配慮するものとする。
5
−
4
壁面意匠及び開口部①
(
壁面の色彩・素材
)
■壁面の色彩
(
全ゾーン共通
)
マンセル表色系を基準として外壁や広告等に関して色彩のコントロールを行う。Y・YR・N系の色相で彩度 は3以下を基本とする。自然素材や伝統色に関してはこの限りでない。
※ここに掲載しているマンセル表および色相環は印刷によるもので正確な色ではないため、実際の色は色見本 等で確認を行う。
マンセル色相環 例.5YR 例.5Y
■壁面素材
(
全ゾーン共通
)
建築物の外壁は街並み景観を構成する重要な要素である。ここでは、ゾーン別ガイドラインであげたような 光沢のある素材等のように使用を避けるべき素材をあげつつ、歴史的街並みに調和する素材や推奨される素材、 経年変化によって風合いを増す素材など推奨される素材を紹介する。ただし、歴史的な街並みに配慮した現代 的な意匠・素材に関しては個別に判断することとする。
推奨される素材
自然素材に準ずる素材(例) 自然素材(例)
漆喰 土壁 漆喰風仕上げ 砂壁風仕上げ
使用に配慮すべき素材
光沢のある素材(例)
歴史的街並みへの調和に配慮して使用する素材(例)
打ち放しコンクリート トタン タイル アルミパネル 使用を避けるべき素材
≪景観形成に効果ある素材選び≫
自然素材や伝統的素材は古くから使われている地域固有の素材であり、地域 の個性ある景観の形成に深く関わってきました。こういった素材を使用するこ とは、周辺景観との調和を図り、地域の歴史文化を育むことにもつながります。
土や木、石、レンガなど、そこにある景観がつくられた時代や場所などに合 うものを選ぶことが大切です。
また、暖かみのある素材や重厚感のある素材、自然素材等を使用すると、建 物の安定感や人々への安心感をもたらす効果があります。
■色彩調和
(
色の組み合わせ
) (
全ゾーン共通
)
心地よい印象を与えるような色の組み合わせを「色彩調和」という。「調和」を言い換えれば、対象物と周 辺景観の間における一定の変化または秩序といった「バランス」を保つことであり、自然の山並み等の「背景 色」や隣接する建築物等の「隣接色」との色の対比関係について考えることが必要となる。
○類似色相を使う
右図のようにマンセル色相環を用いて2色間の色の距 離を 角度 で表 したも のを「 対比 度」 といい 、その 色を 中心として左右それぞれ概ね45 °内の色相を「類似色 相 」 と い う 。 ま た 、 色 相 環 の 反 対 に あ た る 色 を 補 色 (反対色)といい、これらの2色の組み合わせは対比が 強い 組み 合わ せとな るため 、人 工物 におい て意識 的に 使わ れる こと はある ものの 、自 然環 境下に おいて は望 ましくない配色となる。
◎マンセル表色系とは
マンセル表色系は、多くの国々で用いられ、JISにも採用される色彩を正確かつ客観的にとらえる方法であり、 「色相(いろあい)」「明度(あかるさ)」「彩度(あざやかさ)」の3属性の組み合わせによって色を表現する ものです。
■色相(いろあい)
色相は、10種の基本色を表すアルファベットやその度合いを示す数字を組み合わせて、5Y・10YRなどのよう に表します。
■明度(あかるさ)
明度は、明るさの度合いを0から10までの数値で表します。数値が大きくなると明るい色となり、数値が小さく なるほど暗い色となります。
■彩度(あざやかさ)
彩度は、鮮やかさの度合いを0から14程度までの数値で表します。数値が大きくなると鮮やかな色となり、小さ くなるほど落ち着いた色となります。
■マンセル記号
マンセル記号は、これら3つの属性を用いて「色相/明度/彩度」の順番で表記し、有彩色は「5Y 7.0/3.0」 と記し、「5ワイ、7.0の3.0」と読みます。無彩色は、色相の区別が無く彩度が0と定まっており、ニュートラル の意味を表すNの文字と明度を表す数字で示します。「N 5.0」と記し、「エヌ5.0」と読みます。
低明度色は下層に配置 ○類似色相を使う
右図のようにマンセル色相環を用いて2色間の色の距 離を 角度 で表 したも のを「 対比 度」 といい 、その 色を 中心として左右それぞれ概ね45 °内の色相を「類似色 相 」 と い う 。 ま た 、 色 相 環 の 反 対 に あ た る 色 を 補 色 (反対色)といい、これらの2色の組み合わせは対比が 強い 組み 合わ せとな るため 、人 工物 におい て意識 的に 使わ れる こと はある ものの 、自 然環 境下に おいて は望 ましくない配色となる。
○明度差・彩度差を抑える
明度 差 や彩度 差を抑 えるこ とで も 調 和を保 つこと が でき る。 一般的に は、明度 差を1程度 、彩度差を2程 度 に抑えることで、その2色の組み合わせは調和している といえる。
■配色の考え方
(
全ゾーン共通
)
周辺景観と対比する色相(強調色・アクセントカラー)を使用する場合、その分量は全体の面積の約5%程 度とするのが望ましい。また、複数の色を用いる場合には、多色を避け、2∼3色程度とすると、周辺との 調 和を図りやすくなる。その際、明度の低い色を下層に持ってくると、安定した印象を与えることができる。
周辺の景観と対比するアクセントカラーを上部に使用したり、ボーダー状・格子状・モザイク状などに配す ることは避ける。
5
−
4
壁面意匠及び開口部②
(
壁面意匠・開口部のしつらえ
)
■
3
階以上の外壁の壁面後退
(A,E
ゾーン等
)
軒先が連続する歴史的な沿道景観の保全や沿道における圧迫感の軽減のため、3階以上の壁面部分について は壁面後退を基本とする。
■壁面の分節
(I,J
ゾーン等
)
長大で無窓の壁面等、単調で圧迫感のある壁面をつくらないようにし、壁面が大規模になる場合は、壁面の 分節を行うなど、周囲に圧迫感を与えないように配慮する。
○分節化され、圧迫感を与えないよう配慮された壁面 ×長大で圧迫感のある壁面
景観に配慮して建物と調和した 壁や柵等を利用したバルコニー
■バルコニーの設置
(
全ゾーン共通
)
集合住宅等にバルコニーを設置する 際は、 建物と同一の色彩と し一体的 な形態意匠 とする。また、バ ルコ ニー内の建築設備や洗濯物等が道路側及び歴史的建築物等側から見えにくい構造とする。
■木製格子戸やそれに代わる見通しのきくシャッター
(A,B,C,D,E,G
ゾーン等
)
店舗等において、前面道路に面する開口部にシャッターを設ける場合は、閉鎖的なシャッターは避け、木製 格子戸やグリルシャッター等見通しがきくものを使用する。
河川側の壁面に設けられた、河川沿いの街並み の表情づくりに配慮された玄関や開口部 街の賑わいを演出するショーウィンドウ
■街の賑わいを演出した意匠
(E,G
ゾーン等
)
幹線道路や、祭礼行事等が行われる街道沿いの店 舗 等 に お いて 、1階 の 壁面 部 分 は 歩 行 者 に 配慮 し、 ショーウィンドウ等を設け、賑わいを演出した意匠 とする。
■河川沿いの街並みの表情作り
(K
ゾーン等
)
河川沿いの地域において、河川側の壁面は、街並み の表情づくりに配慮し、玄関や開口部を設けるように 努める。
■歴史的街並みに配慮した開口部
(A,B
ゾーン等
)
歴史的な街並みの残るゾーンにおいては、開口部には、木製格子や引き違い格子戸、色彩に配慮した木製格 子に準ずる建具を使用し、歴史的な街並みに配慮したものとする。
○木製格子戸(A,B,Eゾーン等) ○見通しのきくシャッター ×閉鎖的なシャッター
(B,C,D,E,Gゾーン等)
5
−
5
建築設備
■アンテナ
(
全ゾーン共通
)
屋 根 に ア ン テ ナ を 設 置 す る 場 合 は 、 道 路 側 から見えにくい位置に設置するよう努める。
○道路から見えにくい位置に設置
■屋外建築設備
[
室外機
•
配管
•
換気扇
•
設備メーター等
] (
全ゾーン共通
)
室外機や配管などの屋外設備は、道路側や歴史的建物の周辺等の公共的空間から見えにくい位置に設置する ことを基本とする。やむを得ず見えやすい位置に設置する場合は、建築物の外観意匠と調和した目隠しや植栽 などで隠す、または外壁面と調和した色彩にするなどして景観に配慮する。
○道路から見えにくい位置に設置 ○建築物の外観意匠と調和した目隠し
■屋上設備
[
給水槽、エレベーター
]
(
全ゾーン共通
)
屋上に 給水槽やエレベー ター施 設等を設置する際 に は、道路側や 歴史的建物の周辺等 の公 共的空間からの 見え方に十分配慮するよう努める。
○配置の場所や屋根の形状をうまく活かして 見えにくくなるような配慮や工夫
■ソーラーパネル
(
全ゾーン共通
)
建築物の屋根にソーラーパネルを設置する場合、パネルの色は光沢のない黒・濃い灰色とする。また、セル の目地や配管が目立たないよう、壁や屋根の色彩と合わせたり、目立たない位置に設置する。
○道路から見えにくい位置に設置 ○配置の場所や屋根の形状をうまく活かして 見えにくくなるような配慮や工夫
屋根の色と合わせたソーラーパネル ○屋根一体型のソーラーパネル 目地が目立たない ソーラーパネル
5
−
6
屋外広告物
○軒・庇の上に設置された広告物
■
1
階の軒・庇に設置する広告物
(A,E
ゾーン等
)
1階の軒・庇に設置する広告物は1階の軒・庇の上に設置するものとし、軒・庇を著しく覆わないようにする。
×軒・庇を覆う位置に設置された広告物 ×開口部を覆う位置に設置された 広告物
■建物の壁面に設置する広告
○軒高を越えないもの
(A,B,C,D,E,F,L
ゾーン等
)
○棟を越えないもの
(G
ゾーン等
)
○
1
階軒高を越えないもの
(H,I,J,
ゾーン等
)
■屋外広告物の規模
(A,B,C,D,E,F,L
ゾーン等
)
広告物が前面道路側の壁面や開口部を著しく覆わないものとし、街道の景観を阻害しないよう努める。
■突出広告物
(A,B,C,D,E,F,L
ゾーン等
)
突 出広 告物 の規 模 は 軒 先 か らは み出 さな いも の とし、小規模なものにするよう努める。
■周辺住環境に配慮した小規模な広告物
(H,I,J,K
ゾーン等
)
歩行 者から 見える 範囲に 小規模な広告物を設置し、 落ち着きのあるものとする。
■屋外広告物の規模
(A,B,C,D,E,F,L
ゾーン等
)
広告物が前面道路側の壁面や開口部を著しく覆わないものとし、街道の景観を阻害しないよう努める。
○壁面を著しく覆わない広告物の規模 ×壁面を著しく覆う広告物の規模
■屋外広告物の意匠
下地の推奨例 複数の色の利用例
■文字の量・大きさ
(
全ゾーン共通
)
文字の大きさ、フォントが不統一で配置が乱雑なものではなく、文字の大きさにメリハリをつけ、主要な部 分を少ない文字数で構成するよう心掛ける。文字全体の面積比率が大きくなりすぎないよう努める。
■素材
不統一で文字が大きいものは避け、 最少限の情報にとどめられた広告物
■色彩
(
全ゾーン共通
)
下 地 は 目 立 つ 色 を 避 け て 、 彩 度 の 低 い も の と す る よ う 努 め る 。 た だ し 、 自 然 素 材 に 関 し て は こ の 限 り で は な い 。 複 数 の 色 を 使 う 場 合 は2 3色 程 度として、色彩調和に努める。
・自然素材を用いる場合
(A,B,C,D,E,F,H,K,L
ゾーン等
)
木材等の和 風の素 材を使用 するのが 望ま しい
。
・その他の素材を用いる場合
(
全ゾーン共通
)
強い 光沢のある ものを避 け、黒 ・灰 色・茶等、 自然 素材 に似た 落ち着いた色に するよう努め る。
文字が統一されておらず、様々な情報 が表示され、落ち着きのない広告物
■照明
(
全ゾーン共通
)
電球・ネオン管・LED等で広告物の文字や下地が直接点滅、発光するものを避け、間接的に広告物を照ら すよう努める。間接光の色は白色・淡色等を用い、落ち着いた色とするよう努める。
×点滅する広告物
・自然素材を用いる場合
(A,B,C,D,E,F,H,K,L
ゾーン等
)
木材等の和 風の素 材を使用 するのが 望ま しい
。
・その他の素材を用いる場合
(
全ゾーン共通
)
強い 光沢のある ものを避 け、黒 ・灰 色・茶等、 自然 素材 に似た 落ち着いた色に するよう努め る。
木材等の和風の素材を用いた広告物 光沢のない落ち着いた色彩の広告物
5
−
7
植栽
■外構の植栽の整備
(B,C,D,I,J,K
ゾーン等
)
敷地の外構には、緑のある良好な周辺住環境や景観の形成に配慮した生垣や植栽の整備を行う。
塀を越えて見える周囲の景観形成に寄与する植栽
■景観形成のための植栽
(H
ゾーン等
)
緑 と住 宅が 調 和した 閑静 な 街並み を 形成 して い る地 域に おい て、周 辺 の 緑と 調和 した 風 情あ る 景 観形 成に 配慮 し、敷 地 内 にあ る既 存の 樹 木を 活 か しな がら 、塀 を越え て 見 える よう な植 栽 の整 備 を 行う。
■周囲の自然と連続した景観を形成する
植栽
(F,L
ゾーン等
)
緑 と自 然 が 連 続性 を持 っ て 景観 を形 成し てい る地 域 に おい て、 周 辺 の 緑との 調 和 に 配慮 し 、 敷 地 内に あ る 既存 の樹 木 を 活 かしな が ら 、 生垣 等 植 栽 の 整備 を行う。
緑と自然が調和する植栽
壁面後退によってできた駐車場を修景
するための植栽の整備 (Bゾーン等)
前面道路に面した外構の植栽の整備
(C,D,Jゾーン等)
住環境に配慮した敷地内の植栽の整備
(Iゾーン等)
河川沿いのうるおいのある景観形成に
5
−
8
駐車場・車庫①
敷地内の駐車場
(5
台以下の駐車場
)
■歴史的な景観に配慮し修景された駐車場
(A,B,E,F,H,L
ゾーン等
)
・建物と一体化させた車庫に格子を用いて修景(A,Bゾーン等)
Aゾーン等においては、歴史的な街並みに配
慮し、建物の壁面を後退させて駐車場を設ける ことは避け、建物と一体化した車庫を基本とし、 木製またはアルミ等の素材を用いた格子戸等で 目隠しをし、修景する。
×目隠しのない車庫 ○木製またはアルミ製格子等
による目隠しをした車庫
・ピロティ部分の車庫に格子を用いて修景(B,E,F,Lゾーン等)
やむを得ず1階部分をピロティにして車庫と する場合や、既存のピロティを修景する場合、 通りからの見え方に配慮し、木製格子等で目隠 しをするなどして修景する。
×1階部分をピロティ にした車庫
○ピロティ部分を格子等で
修景した車庫
・屋根をつけ建物と一体化させ修景(B,E,F,Lゾーン等)
やむを得ず建物を後退させて駐車場を設ける 場合、下屋を設置し建物と一体化した駐車場と するか、建築物と調和する屋根を設けるなどし て、通りからの見え方に配慮する。
■植栽等を用い周辺の街並みに配慮し修景された駐車場
(C,D,I,J,K
ゾーン等
)
道路沿いの景観や周辺の住環境に配慮し、 前面の道路側の車路を除いた部分は植栽と 一体的に整備にするよう努める。
植栽と一体的に整備された駐車場
やむを得ず建物を後退させて駐車場を設ける 場合、下屋を設置し建物と一体化した駐車場と するか、建築物と調和する屋根を設けるなどし て、通りからの見え方に配慮する。
建物と一体化した屋根つき駐車場
・外構の門、生垣と共に整備し修景(B,E,F,H,Lゾーン等)
生垣や自然素材の塀・柵等により前面道路側 に設けられた駐車スペースを整備することで、 前面道路側からの見え方に配慮し、歴史的な沿 道の景観に調和させる。
大規模駐車場
(5
台を越える駐車スペース
)
について
■歴史的な景観に配慮し修景された大規模駐車場
(A,B,E,F,H,L
ゾーン等)
旧街道沿いの歴史的な沿道景観の残るゾーンにおいて、前面道路側に大規模駐車場を設置する場合は、 出入り口を限定し、安全上支障のない範囲で木塀や生垣等とともに整備する。
×街並みの連続性が途切れる駐車場 ○街並みの連続性に配慮し木塀を用いた修景
・木塀等を用い歴史的な沿道の街並みに配慮された措置(A,B,Eゾーン等)
・生垣等を用い歴史的な沿道の街並みに配慮された修景(F,H,Lゾーン等)
×街並みの連続性が途切れる駐車場 ○生垣等を用い、街並みの連続性に配慮
■大規模駐車場の配置方法
(C,D,E,G
ゾーン等
)
幹線 道路沿いの敷地において、建物 に付随 させ大規模駐車場を設ける場 合 は、建 物との配置の関係を工夫する こ とで前 面道路側がすべて駐車場とな る ことを避ける。
■植栽と共に整備された大規模駐車場
(C,D,G,I,J,K
ゾーン等)
幹線道路や街道沿いの敷地において、大 規模な駐車場を設置する場合は、周辺の街 並みに配慮し、植栽等と一体的な整備を行 うこととする。
植栽等による修景
■大規模駐車場の配置方法
(C,D,E,G
ゾーン等
)
幹線 道路沿いの敷地において、建物 に付随 させ大規模駐車場を設ける場 合 は、建 物との配置の関係を工夫する こ とで前 面道路側がすべて駐車場とな る ことを避ける。
5
−
8
駐車場・車庫について②
■駐車スペースに設けるシャッターについて
住 宅 や 店 舗 等 の 車 庫 に シ ャ ッ ターを設ける場合は、閉鎖的で圧 迫感のあるものを避ける。特に、 歴史的な沿道景観にあたるゾーン では、周辺の景観に配慮し、木製 の仕上げに準ずるものや色彩に配 慮されたものの使用に努める。
○木製の引き戸 △木に近い色シャッター ×閉鎖的なシャッター
■大規模な立体駐車場の設置について
(G
ゾーン等
)
大規模な立体駐車場を設ける場合は、植栽やルーバー等を用い、全面道路側からの見え方に十分配慮した修 景を行うこととする。
○車や構造体を敷地外周部の樹木等で
覆い周辺からの景観に配慮
○車や構造体をルーバー等で覆い
周辺からの景観に配慮
×構造体や車が周囲に露出
している
≪アプローチの演出で景観形成に効果を発揮≫
前面の道路から建物の玄関まで続く通路を、アプローチといいま す。建物の風合いに合わせて趣ある景観をつくるには、アプローチ の演出が重要です。
道路等の公共空間と一体性を考えた整備により連続感が生まれ、 表情豊かな景観をつくることができます。
タイルや石張り、木製材料、化粧砂利等を配し、彩りを加えるの もひとつです。
どのような敷地条件であっても、少しの工夫で玄関までの道のり を楽しいものとすることができ、加えて周辺景観にも大きな効果を 発揮します。
(Aゾーンなど、歴史的街並みの連続性に配慮し、建物の壁面を伝統 的な町屋の壁面に揃える場合は除きます。)
≪アプローチの演出で景観形成に効果を発揮≫
前面の道路から建物の玄関まで続く通路を、アプローチといいま す。建物の風合いに合わせて趣ある景観をつくるには、アプローチ の演出が重要です。
道路等の公共空間と一体性を考えた整備により連続感が生まれ、 表情豊かな景観をつくることができます。
タイルや石張り、木製材料、化粧砂利等を配し、彩りを加えるの もひとつです。
どのような敷地条件であっても、少しの工夫で玄関までの道のり を楽しいものとすることができ、加えて周辺景観にも大きな効果を 発揮します。
5
−
9
塀・柵
■使用を避けるべき塀
(
全ゾーン共通
)
歩行者に圧迫感を与えるような塀や、単調、閉鎖的な塀及び素材は避ける。
生垣
閉鎖的なブロック塀 圧迫感のあるコンクリート塀
■住環境に配慮した塀・柵の設置
(B,C,D,I,J,K
ゾーン等
)
B,Cゾーンなどでは、歩行者に配慮し、
植 栽 や 木 塀 、 緑 と と も に 整 備 し た 柵 等 を用いる。
D,I,J,Kゾー ンな どでは周 辺の住環境
に 配 慮 し 、 圧 迫 感 を 与 え な い よ う な 背 の低い塀・見通しのきく柵を用いる。
背が低い木塀
■歴史景観を形成する塀の設置
(F,H,L
ゾーン等
)
F,H,Lゾーンなどでは、歴史的な景観に配慮し塀を設ける場合は木塀や生垣、石塀等の自然素材を用いる。
緑とともに整備した塀 見通しのきく柵
■街道沿いの修景に用いる塀・柵の設置
(A,E
ゾーン等
)
A,Eゾ ー ン な ど で は 、
基 本 的 に 塀 は 設 け な い が 、 歴 史 的 な 街 並 み の 連 続 性 を 保 つ た め に 既 存 の 駐 車 場 の 修 景 を 行 う 場 合 は 木 塀等を用いる。
木塀 木塀を設置し、連続性に配慮
生垣 石塀
5
−
10
その他設置物
■自動販売機
(
全ゾーン共通
)
自動販売機を設置する際は、道路側や歴史的建物の周辺等の公共的空間からの見え方に十分配慮した設置の 方法をとることとする。
■屋外階段
(
全ゾーン共通
)
屋外階段の設置の際には、道路側や歴史的建物の周辺等の公共的空間からの見え方に十分配慮し、見えにく い部分に設置するかルーバ等を用いて建物と一体化を図る。または周辺と調和した色彩とするよう努める。
木材を用いて囲んだ例 周辺と調和する色彩に変更した例